南アフリカ共和國ウォーターバーグ白金族プロジェクト鉱業権付與
JOGMEC(本部:東京都港區、理事長:細野 哲弘)が參畫している南アフリカ?ウォーターバーグ白金族プロジェクトに対して、2021年1月28日に南アフリカ鉱物資源省より、鉱業権が付與されました。これによりウォーターバーグ地域における鉱物の採掘が可能となります。今後は、プロジェクトとして、速やかな採掘への移行に向けて必要な手続きや作業を進めてまいります。
今後、本プロジェクトの採掘が始まれば、自動車用排気ガス浄化觸媒や燃料電池に使用される白金族金屬(注1)、二次電池に使用されるニッケル等の日本への安定供給に大きく貢獻することが期待されます。
JOGMECは、今後とも資源探査を通じて新しい価値を創造し、我が國企業が関與する鉱山開発を支援することで、金屬鉱物資源の確保の促進に貢獻してまいります。
(注1) 白金族金屬:プラチナ、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウムおよびオスミウムの6元素の総稱。特にプラチナおよびパラジウムは、自動車用排ガス觸媒や産業用用途として重要な役割を果たす。
対象地域対象地域 |
ウォーターバーグ(Waterberg)およびウォーターバーグ?エクステンション(Waterberg Extension)地域 |
鉱區面積 |
1,118平方キロメートル |
最終F/Sの概要 |
?確定および推定鉱物埋蔵量の白金族金屬量(3PGE+Au(注2)) 605.9トン
?年間の最大白金族金屬(3PGE+Au)生産量 13トン
?鉱山壽命 45年
?初期設備投資(CAPEX、70%の安定生産まで) 874百萬米ドル
?鉱山操業コスト 456米ドル/オンス
?生産コスト 554米ドル/オンス (ニッケルおよび銅の副産物クレジットを控除した場合) |
(注2)3PGE+Au:プラチナ、パラジウム、ロジウムおよび金の略稱。
プロジェクト位置図
ウォーターバーグ白金族プロジェクトの埋蔵量と資源量
この記事に関するお問い合わせ先
資源探査部増田、米村
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広報課高橋
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